第13回 発展編システム構築やってみよう

アイデアの回

今回は具体的な方法を記載しないので少し切り口が違う。
第7回~第10回までSQLを用いたMZの構築方法をお伝えした。
第11回はそれらを応用して別のシステムへ改変する方法をお伝えした。


       ※第11回の画面※

ピンと来ないかも知れないが、第11回まで理解して自分で構築出来るになれば、ある程度好きなITシステムが作れる様になっている。
・開始:Selectを実行
 ⇒取得データをリストで表示している
・登録:Insertを実行
 ⇒任意のデータを登録させてDBへ反映している
・更新:Updateを実行
 ⇒取得データを自由に変更させている
・削除:Deleteを実行
 ⇒不要なデータや誤った場合に消す事が出来る。

これを更に発展して、受注管理も作れる。必要情報を考える・・・。
一般に「受注番号」「品名」「数量」「顧客」「納期」「受注金額」が想定され、
企業によっては(受注日)(顧客担当者)(特記事項)(受注分類)などがあるだろう。

・実際に運用するにあたっては管理項目はどんどん増える傾向。
・MZの変更方法は前回までをマスターしていれば理解可能。
・管理データが3項目から10項目になっても作り方は変わらない。


       ※登録画面のイメージ※

入力情報をリスト表示すれば、この場合受注一覧になる。
・少し凝ったSelect文を実行すれば品目別・納期別・顧客別の表示も出来る
・運用して年々データが蓄積すれば年間推移も「見える」


              ※受注リストイメージ※

水平展開で考える(購買管理)

受注管理画面を製作出来たら、そのファイルを応用して購買管理画面を製作。
・今度は管理項目として「部品番号」「品名」「数量」「単価」「材質」「購入先」「寸法」・・等々。
・場合により(出荷日)(入荷日)(発注部署)(特記事項)など検討する。
 ※管理項目は運用しながら増減しても良いだろう。※
・帳票機能を使って発注書も製作が可能
・柔軟に捉えれば、外注管理や消耗品管理も出来る


         ※リストのイメージ※


                 ※帳票による、注文書製作イメージ※

水平展開2(日報管理)

作業日報もMZで管理する事が可能。(様々な会社さんと交流機会があるのだが意外と手書き日報の会社は多い。)

今度は日報入力画面を製作してみよう。
・想定項目は「作業者」「機械」「工程」「仕事番号」「開始」「終了」と思う。
・追加であれば(部品番号)(中断開始)(中断終了)などがある。


    ※日報入力イメージ※

・工場経営において作業日報把握は原価や効率を左右する非常に重要なウェイトを占めている。
・入力側は通常業務に余計な負担を増える為、運用時は管理項目の厳選や入力環境を整える事
・IoTを用いれば機械稼働が取れるが、誰がどの仕事を実践したのかという項目が紐付かないと活用し辛いデータが取れる。
  (特定の設備はこの仕事しか実践していない場合はこの限りではない)

日報入力を応用する(タイムカード)

(第2回でも記載しているが)勤怠管理も作業日報の応用で製作することが出来る。
MZとタッチパネルPCがあれば簡単に製作が出来る。
・想定項目としては「社員」「日付」「出勤」「退勤」
・追加であれば(一時外出時刻『出』)(一時外出時刻『戻り』)などがある。
・押した時間を取得してデータを保存すれば良いので、毎日勝手に集計される。

  
※タイムカードシステムの画面※  ※タッチパネルのイメージ※

まとめ

自社にとって必要なデータを取得して活用する。これがIT運用の本質である。
上手く活用出来る様になるには試行錯誤が避けて通れないが自社の事なので失敗も成功も場数でノウハウが出来てくる。受注情報・購買情報・日報情報の3点が揃えば、顧客別売上や品目別売上、または各工程の原価把握など幅がどんどん広がっていく。中小企業においては莫大なデータが揃っても活用出来ないので、身の丈に合ったシステム構築と改善活動に役立てれば良いと思っている。何度も言うが良ければ続投、ダメならば止めれば良いのである。