第15回 製作システムの運用を開始してみよう!

とりあえず最終編:構築したシステムを社内展開してみよう


          <構成イメージ図>

まずはシステムの構成イメージを見て頂こう、事務所や現場に置いたPCからMZにデータを入力した場合は社内に一台あるデータベースを入れたホストコンピューターへ情報を保存する。因みにWindowsのサーバPCというのがあるので、それは新規で購入しないといけない。用途の特性上24時間シャットダウンしない為、通常PCよりタフな構造になっている。入力に使う個別PC(クライアント)は特に指定はなく、ホストへデータを登録したら、手元のPCへはデータは残らない。既に現場にパソコンがある場合は製作したMZを使える様にセッティングすれば良いだけで、現在、設置がない場合は安価なノートPC(中古でも可)を用意して設置すれば良い。現場はWiFi環境か有線LANケーブルが付けられないと入力環境は整わないのでご注意を。
※社内でデータ保存するのがリスクと捉える事も出来るが、クラウド化はお金が掛かるので、社内システムが順調に運用された後に追って検討しても十分に良いと思う。

0:ホストPCを用意する。(とりあえず試して見るならば、ノートPCでも何でも良い)
1:ホストPCのシステム環境を整える
 ・Apache・phpMyAdmin・MySQL・PHPをインストールし、諸々の初期設定を実施(第3回参照)
2:MZをインストールし、MZのライセンス申請・ドライバやシステム環境設定を実施(第3回参照)
3:ホストPCのネットワークIPアドレスを固定値で設定する
 ・コントロールパネル⇒ネットワークとインターネット⇒ネットワーク接続⇒接続プロパティから設定出来る
4:データベースに外部アクセス用の特権を加える
 ・データベースにアクセルする
 ・今回作成したデータベース「mz」を選択しヘッダー内にある「特権」をクリックする
 ・下方にある「New」のAdd user accountを押す
 ・ログイン情報のUser nameとパスワードを設定する。(表示は「test」と入力している)
 ・Database for user account の「□ワイルドカード~」を選択し、「実行」を押す

5:MZデータベースアクセスコンポーネントの設定を変更する。
 今まではローカルの設定にしていたので、今後はホストコンピュータのIPアドレスを設定して変更する必要がある。
 ・起動メソッド⇒1:データベースのURL メソッド/値を
  「jdbc:mysql://localhost/MZ?useUnicode=true&characterEncoding=SJIS」と記載してあるとが、これを
  「jdbc:mysql://_ホストPCのIPアドレス_/MZ?useUnicode=true&characterEncoding=SJIS」へ変更する。
 ・ユーザ名とパスワードを「root」から「4」にて設定した値に変更する。(例では「test」)
 ・変更後の上書き保存を忘れずに!

6:各々現場の端末で製作したMZファイルを起動出来る様にする
 ・ホストPCに共有フォルダを設ける、場所は何処でも良い。
 ※ネットワークの共有設定をしないと他のPCからはアクセス出来ないので設定が必要!※
 ・今まで作ってきたファイルを置く。現場用PCからそのフォルダにアクセスしてデスクトップにショートカットを設ければ完了
7:現場用PCにMZをインストールする。
 ・端末用のPCはインストールだけで構わない。ライセンス申請は不要
 ※ホストPCと同じバージョンをセッティングする事!
8:動作チェック
 ・現場用PCからファイルを起動してみる。これまで製作した画面がビルダーなしで起動する。
 ・試しに仮のデータを入力しホストPCのデータベース 経由かMZを立上げ、
  入力データがその通り反映されていれば、セッティングは終了。

初期段階の運用ではこの方法で少しづつ取り組んで社内ITを浸透させれば良いと思う。実際に運用してみてシステムを更新・改変した時はホストPCのファイルを更新すれば現場システムも更新される様になる。クライアントPCの数が少ない時はこの方法で実践してIT運用を試してみて欲しい。端末の数が多くなってくるとこの方法は厳しくなってくるので、その時は別のやり方もお伝え出来る。まずは拙くとも始める事が大切である。

 


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